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2014年08月30日

interview 山口 洋(HEATWAVE)3/4 『バンドとしての着地点を求めて』

interview
山口 洋(HEATWAVE)3/4
『バンドとしての着地点を求めて』


interview 山口 洋(HEATWAVE)3/4 『バンドとしての着地点を求めて』
May 2014 Reykjavik,Iceland (Ryuji Noda)

interview 山口 洋(HEATWAVE)1/4『震災後の日々の中で』は、コチラからご覧ください。
http://harvestfarm.ti-da.net/e6694913.html

interview 山口 洋(HEATWAVE)2/4『すべてを一人でやる試み』は、コチラからご覧ください。
http://harvestfarm.ti-da.net/e6694916.html



HEATWAVEの音楽で表現したいのは、
誰にも真似のできない、バラバラの個性が描く絶妙なグルーヴや風景。


◎HEATWAVEとしてのアルバムはいつ頃出せそうですか?
「なんとか年内に出せたらいいなぁっていうか。今、膨大に録ってあるものに、俺が一人で向き合ってるの」

◎何が足りないんですかね?
「あのね、不思議なもんだけど、ソロアルバムだって、別に出さないって決めたら出さずにすむわけじゃない。じゃあ何で出すかっていうのは、ダルマでいうと目玉が入ったみたいなのが感覚的にあるんだよ。“コレは出すべきだ、出すに値する、出したい”。その感覚がバンドにはまだないわけ。要するにアーティストとしては、出したものに責任が発生するわけでしょ。そこに責任を負う自信がないから出さないんだよ。それがいつやってくるのかは、俺にもわからない。
 社会でどんな組織にも属さないバラバラの4人がいて、唯一属しているのがバンドなわけじゃない。俺が目指しているのは、そのバラバラの個性で描かれた一個のすごく絶妙なグルーヴだったり、風景だったりというというところ。これは俺たちにしかできないじゃんっていうところまでいかないと、納得しないんだよね。
 当然4人それぞれに気持ちの開きもあるわけだし、そこのところをすごく熟考して、バンドのメンバーがいい意味でやり散らかしたものを俺が編集していく。こうなるっていうことを、まずはバンドのメンバーに俺が示さなきゃいけないからさ。もう最後に出したのが2006年とか2007年だからね」


孤独だからこそ見えてきたプレシャスなもの。毎日、自分の最高到達点を目指す。

◎そんな感じだと、バンドのアルバムの方が、どうしてもハードルは上がりますよね。
「本当は、うまくいくときはすごく簡単なことなんだろうけど。やっぱり、ここ数年の状況は俺をすごく孤独にしたし、孤独だからこそプレシャスなものがみえてくるようになったけど。
 毎日が自分の最高到達点であるということしか、俺にはできないと思ってるから。そこだけやり続けていけば、自分に何かが得られるというよりも、自分が何かに貢献できる。何かの役に立つんじゃないかと思う。
 CHABOさんが素晴しいのは、この『MY LIFE IS MY MESSAGE』のツアーをやってることだって、俺の超個人的な想いでやってるわけ。津波や原発事故の被害の範囲があまりに広いから、福島県相馬市中村町1丁目1番地に向けてだったらできる、みたいな。そんな感じでやっている個人的なことに、CHABOさんは山口洋って人間を助けたいという超個人的な想いで力をくれる。そこにオーディエンスはプライベートだけど、もっと大きな風景を観てるのかもしれない。そんな風に、人として連鎖するものはあると思ってるから。それでいいんじゃないかなぁと思うし」

(続きます)

interview 山口 洋(HEATWAVE)4/4 『求められる自己管理能力』→http://harvestfarm.ti-da.net/e6694924.html

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Posted by harvestfarm at 22:35│Comments(0)インタビュー
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